授業連携

理想の社会って何だろう?

神奈川県・相模原市立鵜野森中学校

  • 中学校
  • 中1
  • 総合的な学習の時間
  • 理科

概要

全授業を通した指導目標

SDGsなどに普段から少し触れているので、多様性などいろいろな考えをお互いに共有することが狙いです。最後に自分たちの普段の生活へ視点を戻して終えられたらと思います。

対象

中学1年生 4クラス 139名

授業連携日

2020年1月30日

科目・単元

総合学習・校外学習

授業連携

授業連携前

事前学習ではSDGsについての学習、それぞれの個人テーマについての学習、コミュニケーション力を鍛えようの学年での実施をしています。

下矢印

授業連携日

1月30日

時間配分 学習内容・活動 児童・生徒の様子 教師の役割・活動
導入
10分
・JAXAについて
・月面や火星に人が行く計画について
計画を聞いて、自分にも関係あるという意識が少しずつ出てきていた。 プロジェクター、スクリーン、マイク、模造紙、ペンの準備、整列など
展開
65分
・太陽が爆発するなどして移住することになったとき、どんな生物を連れていくか。12種類選ぶ。
・アクシデントカードで生物がどのようになるか考える
・最終的な組み合わせを考える

・人も全員は連れていけない、1000人を選ぶならどんな人か。
・新しく社会を作ることになるが、大事にしたことをSDGsから3つ選ぶ
・学校生活ではどのような工夫をするとさらによい集団になるかを考える。
・最初はただ好きとかかわいいだけであったが、だんだんとバランスやアクシデントにも対応できる組み合わせを考えるようになった

・SDGsを事前学習で何度か扱ったが、理想の社会と絡めることで、なぜSDGsが大切なのかについて理解が深まっていった。(事後学習でもほとんどの生徒がSDGsを意識したまとめを行っていた)

・時間がもっと欲しいという生徒も多かった。
・なぜそう考えたのかなど各班に声掛けをする

・選び方などの質問が出るので巡視して質問を受ける

・順次カードの片付けをするなどの声掛けを行う。
まとめ
15分
・これまで議論してきた項目についてまとめる
・まとめの講和

(次の日にまとめの続きの時間を少しとりました)
・まとめ方のスライドを参考にして模造紙へ「選んだ生物、人、SDGs、学校生活へ活かせること」等をまとめる。
・型にとらわれず、個性の発揮されたまとめとなった。
担任が自クラスを中心にまとめの様子を見て進まない班へまとめ方のアドバイス等をする

講師:野村 健太(JAXA宇宙教育センター)

下矢印

授業連携後

それぞれの個人テーマとSDGsの関連についてのまとめ、自分たちの生活で改善できそうな部分を活動から見出して、行動に移す予定です。

授業の感想・メモ

  • 職員からの反省でも意見が出ましたが、最後のまとめの時間をもっととれるとさらに効果があったのではと感じました。中学校1年生には難しい部分もあるかもしれませんが、それぞれが自分のレベルで生物を選んだり、人を選んだりできるので、時間を持て余す生徒は少なかったように思います。SDGsや未来を自分事としてとらえて、リアルな将来として考えるキャリア教育としてもとても有効的な活動ではないかと思います。宇宙から自分を俯瞰する、まさに宇宙教育の目的を達成する素材に良いと思います。
  • 時間が自由につかえるのであれば、後半の展開を「誰を選ぶか10分、SDGs何を選ぶか10分、理想の社会とはどんな社会か15分、学校生活を改善するために15分、模造紙のまとめ10分、ポスターツアー」という形にできたら狙いがもっと明確にできると思います。
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