授業連携
宇宙教育とコミュニケーションの難しさと大切さ
岐阜県・岐阜県恵那市立東野小学校
- 小学校
- 小6
- 総合的な学習の時間
概要
全授業を通した指導目標
宇宙やJAXA、宇宙飛行士について学ぶ中で、自分たちの生活とのつながりに気付き、自身の仲間とコミュニケーションをとる上で大切なことに気づくことができる。
対象
小学6年生 1クラス 14名
授業連携日
2020年12月3日
科目・単元
総合学習 ・将来の自分について考えよう
授業連携
授業連携前
職業調べ
授業連携日
12月3日
時間配分 | 学習内容・活動 | 児童・生徒の様子 | 教師の役割・活動 |
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導入 45分 |
①JAXA・宇宙 ②宇宙飛行士の仕事 |
未知なる宇宙についての話で、子どもたちは目を輝かせ、本時の学習の見通しをもっていた。 宇宙食やハンドスピナーなど、子どもたちの関心が向く内容が多く、うなずきながら聞いたり、つぶやきや質問をしながら聞いたりしていた。 |
ワークシート・映像の準備 |
展開 40分 |
③コミュニケーション力をきたえよう ④相手に言葉を伝えるには |
宇宙に住んだり、旅行へ行く時代がくるかもしれないという、前段の話が子どもたちにとって自分事となる内容になったため、宇宙飛行士からのミッションに対して意欲的に望んでいた。 また、ミッション内で気付かせたい、言葉だけで伝えることの大変さ、伝わりやすいような工夫など、子どもたち自身が実感しながら気づくことができていた。 ミッションも全員がそれぞれの役割を果たしながら望むことができたため、とても有意義な時間だった。 |
映像・ミッションの準備 |
まとめ 5分 |
⑤今回の授業の振り返り | 宇宙やJAXAの話から始まった学びを日常生活や卒業式に向けて、子どもたちがどういうチームで終わりを迎えればよいかを改めて考える話をしてくださり、子どもたちがこれからのクラスの在り方を考えるきっかけとなっていた。 |
講師:野村 健太(JAXA宇宙教育センター)
授業連携後
自分自身が興味のある職業の仕事内容やその職業に就くための道筋を調べる中で、今の自分が取り組んでいけることについて考える。
授業の感想・メモ
- 子どもたちにとって身近ではない、未知の宇宙について学ぶことができる素敵な機会でした。2時間の内容の中にストーリー性があり、身近な内容でなくても自分と関わらせながら学ぶことができていました。また、コミュニケーション力を鍛えるミッションの部分では、野村先生がねらった子どもたちに気付かせたい部分はもちろんのこと、いろんな人との関わりの中で社会が創造され、一人一人が違うから面白いということも子どもたちの心にしっかりと刻まれたのではないかと思います。このように2時間という短い連携授業の中に、二重・三重にも子どもたちに気付かせたい内容に対する工夫がなされていて感激しました。ぜひとも、今後とも継続して連携授業を進めさせていただきたいと思います。そして、授業づくりの観点からも、野村先生からたくさんのことを学ぶことのできる授業であり、私自身も勉強させていただき、野村先生が現役の教職だった頃、とっても素敵な先生だったのだろうと考えさせられるほどでした。