授業連携
音と空気のひみつ
神奈川県・相模原市立鹿島台小学校
- 小学校
- 小3
- 理科
概要
全授業を通した指導目標
空気がないと音は聞こえないかの実験を通して、空気が音を伝えていることを理解するとともに、音が出るときの物の様子を調べる活動に進んで取り組み、問題解決をしようとする 態度を育む。
対象
小学3年生 2クラス 72名
授業連携日
2020年11月12日
科目・単元
理科・音を出して調べよう
授業連携
授業連携前
授業連携日
11月12日
時間配分 | 学習内容・活動 | 児童・生徒の様子 | 教師の役割・活動 |
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導入 20分 |
本時の学習内容についての確認 ・JAXAについて ・どこまでが宇宙? ・空気がない宇宙ではどんな ふうに過ごしているの? |
・活動内容を把握するために話をしっかり聞いていた。 ・質問に挙手をして答えた。 ・宇宙の様子を見て、疑問や興味が増した児童が多かった。 |
本時の学習内容を確認するとともに、日常での生活と宇宙での生活の違いを意識して話を聞くよう伝えた。 |
展開 50分 |
空気のひみつ ・大気圧の実験 |
・班で空気が押している実験し、大気圧について実感した。 | ・各班ごとに実験装置の使い方を確認し、困っている班がいたらアドバイスをした。 |
宇宙で音は聞こえるか 「空気がないと、音は聞こえないのだろうか」 |
・問題について、一人ひとり予想を立て、ワークシートに書いた。 | ・全体共有で、なるべくみんなが活躍できるよう進行した。 | ・簡易真空実験装置を使っての実験 | ・簡易真空実験装置を使って、各班ごとに実験をした。 ○音がなる装置 ○マシュマロ |
まとめ 10分 |
・音のひみつについて ・質問コーナー |
・宇宙について興味をもつ子どもがふえた。 ・音を出して調べようの学習でここで学んだことを活用した意見がでた。 ・宇宙についての疑問がたくさんでた。 |
質問コーナーの進行をした。 最後のまとめとお礼で授業を終えた。 |
講師:野村 健太(JAXA宇宙教育センター)
授業連携後
紙やゴムなどで楽器を作って音を出し、音を出しているときの楽器の様子に ついて気づいたことを話し合い、音が出たり伝わったりしているときの様子に ついて調べる問題を見いだす。
授業の感想・メモ
- JAXAと聞くと、宇宙の内容と思っていたが、このように他教科とつなげて授業をしていただけるのは大変学びにもなるし、子どもの興味の幅を広げるきっかけとなった。授業の後、宇宙に関する本を買ってもらい、読む子どもが増えた。
- 子ども同士、宇宙に関して「新しい発見があったから伝えたい」と、宇宙の学習へとつなぐことができた。2時間という長い時間にもかかわらず、動画や写真、実験など子どもが興味を持続しつづけられるような工夫がこらされていて、こちらもとても学びとなった。今後、他学年にもこの実践を伝え、子どもの学びを広げられるよう学校全体で共有したいと思った。