授業連携
宇宙と防災
山口県・山口市立鴻南中学校
- 中学校
- 中1
- 理科
概要
全授業を通した指導目標
宇宙科学・技術が災害対策や生活の中でどのように活かされているか専門家を招き学習することで、様々なことを新しく作り出していこうとする意欲を喚起するきっかけづくりにする。
対象
中学1年生 7クラス 225名
授業連携日
2021年1月21日
科目・単元
理科 ・火山災害・地震災害
授業連携
授業連携前
地震が起こる仕組み
授業連携日
1月21日
時間配分 | 学習内容・活動 | 児童・生徒の様子 | 教師の役割・活動 |
---|---|---|---|
導入 10分 |
・学習内容の確認 ・アプリケーションの利用方法の説明 | ・タブレットPCを一人1台用意し、アプリケーションの使い方を確認した。 | リモート講演準備 タブレットPC準備 |
展開 35分 |
・山口市は地形的にどのような特徴があるか。 GoogleEarthEngine等を用いて、海面が上昇するとどうなるかシュミレーションする。 ・過去山口市でどのような災害が起こったか。 過去の雨量データから災害の規模を推測する。 ・これらをふまえてどのような対策が必要か。 ハザードマップを利用して対策を検討する。 |
・タブレットPCを用いて、過去のデータや気象情報を入手していた。 ・ハザードマップを活用してどのようなリスクがあるか考えた。 ・海面の上昇や津波についてシュミレーションを行い、災害の対策として何が必要か検討した。 |
タブレットPCの扱い方の支援 |
まとめ 5分 |
・防災の必要性と情報の扱い方について | JAXA講師によるまとめ |
講師:古賀 友輔(JAXA宇宙教育センター)
授業連携後
火山の活動
授業の感想・メモ
- 2時間連続での実施で、1時間目は宇宙開発についての講演、2時間目は1クラスでタブレットPCを用いたディスカッション形式の授業でした。生徒は今まで関心の薄かった宇宙についてあらたに興味を持ち、今後も調べてみたいと感じている様子でした。熱心にメモをとっており、大変よい学びになったのではないかと感じます。
- 2時間目ではたくさんのアプリケーション、情報をご提示いただき、生徒はあらゆる情報から試行錯誤しながら、課題を検討していました。本時の後、各班でまとめた意見を発表して、防災に関する宇宙開発の重要性に気付いた様子でした。