授業連携
ものの燃え方とロケット(固体燃料と液体燃料)
新潟県・新潟県柏崎市立比角小学校
- 小学校
- 小6
- 理科
概要
全授業を通した指導目標
ものが燃えるためには酸素が必要であることを、酸化剤を用いたロケットエンジンの燃料を例に考えたい。そのロケットエンジンの詳しい説明を依頼したく、授業連携を希望した。
対象
小学6年生 3クラス 94名
授業連携日
2021年5月26日、29日
科目・単元
理科・ものの燃え方と空気
授業連携
授業連携前
・ものが燃えるためには「酸素」が必要である。
・二酸化炭素や窒素の中では、ものは燃えることはできない。
授業連携日
5月26日、29日
時間配分 | 学習内容・活動 | 児童・生徒の様子 | 教師の役割・活動 |
---|---|---|---|
導入 5分 |
・酸素がないはずの宇宙で、ロケットのエンジンが燃焼できるのはなぜか?(漫画「宇宙兄弟」のシーンから)(5分) | ・漫画「宇宙兄弟」を知っている児童が多かった。漫画のシーンに興味をもって反応していた。 | ・電子黒板を用いて説明する。 |
展開 30分 |
<ロケットエンジンの燃焼>(20分) ・固体燃料と液体燃料について ・ロケットの仕組みについて ・ロケットの打ち上げの様子 ・キャンディーロケットについて |
・「JAXAの方からの講義」ということで、児童は最初から興味をもって説明を聞くことができた。 ・ロケット打ち上げの様子、キャンディーロケット打ち上げの様子は、迫力のある動画を見せていただき、盛り上がっていた。 |
・動画の部分だけ、予め送っていただいた動画データを学校側PCで再生。 |
<演示実験>(10分) ・実験1・・・二酸化炭素中で、花火を燃焼させる。 ・実験2・・・アルコールロケットを打ち上げる。 |
・本時までに「二酸化炭素中では、ものは燃えることができない」ということを学習していたので、二酸化炭素中での花火の燃焼に驚いていた。 ・アルコールロケット打ち上げは盛り上がり、アンコールで2度打ち上げたクラスもあった。 |
・演示実験を行う。 | |
まとめ 10分 |
<質問コーナー> ・児童に質問に対して、JAXAの方から答えていただく。 <振り返り> ・授業の感想を書く。 |
・次から次へと質問が出されていた。その全てに答えていただくことができ、大満足な様子が見られた。様々な知識を得ることができた。 | |
講師:鈴木 圭子(JAXA宇宙教育センター)
授業連携後
・ものの燃焼と酸素の関係について、分かったことをまとめる。
授業の感想・メモ
- ・「JAXAの方からの説明」ということで、教師も児童も惹きつけられた。教師も児童と一緒に学ぶことができ、授業を通して気づいたことなど、共通の話題で子どもとの会話も生まれた。
・現行の学習と関連した内容に、児童がとても興味をもった様子があった。
・質疑応答に全て答えていただき、児童の大満足な様子が見られた。
・ロケットの説明については、今までは試行錯誤しながら自分で児童に説明していたが、その部分をJAXAと連携でき、充実した内容になったと感じる。