教員研修

研究推進委員研修会テーマ『こどもが意欲的に学習に取り組む授業改善の視点』

東京都・国分寺市教育委員会

概要

研修の趣旨

研究推進委員会は、国分寺市公立小中学校の校内研究推進担当教諭で構成され、市教育委員会の事業として年4回実施される内の1回目である。各学校の研究課題は「意欲的に取り組む児童」「自ら考える生徒」など、こどもが学習に主体的にかかわるよう授業改善を行い、確かな学力の定着を図ろうとするものが多い。
そこで、「学習意欲を喚起する授業改善の視点」について、宇宙を教育に利用する具体的な事例を挙げ、各校の研究推進に資することをねらいとした。

対象

市立小学校、中学校の教員(研修主任) 22名

期間

平成18年7月6日

回数(総時間)

1回(1時間30分)

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
90分
講義
22名
「こどもが意欲的に学習に取り組む授業改善の視点」
 講師:遠藤純夫
 (JAXA宇宙教育センター 参事)
 支援:遠藤純夫
◎参考教材:導入教材ガイドブック 理科編

東京都・国分寺市教育委員会

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
7月6日
合計時間
90分
参加数
22名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(15分)
◆学力について
1.基礎的基本的な知識の定着の必要性
2.体験を通して獲得する知識
3.学ぶことの楽しさや喜びを体験させることの大切さ
・暗記したり、知識の量を求めるだけにならないようにしたい。
講義
(30分)
◆授業改善の視点
1.授業を構成する要素
(1)教師、こども、教材の関係を見直す
(2)教師が黒板で教えるという授業スタイルをこどもが教材から学ぶという方向に改善すること
・先生から教えてもらったということも大切だが自分が見つけたという体験も大切にしたい。
講義
(45分)
2.学習の流れの各部を見直す
導入部
(1)宇宙活動からの知見はこどもの興味を喚起する優れた教材であること
(2)どの教科も宇宙と関連していること

展開部
(1)学習の個別化が進んでいるが、一方で「ミッション」、「共同・協力」、「意見交換」などの方法も必要な資質であること

終末部
(1)学んだことの価値を見い出すことができるように実社会と関連付ける
・「なぜ」「不思議」と思う好奇心に火をつけることが大切。
・研究に活用してみたい。

授業の感想・メモ

  • 【担当指導主事より】
    宇宙など、こどもの好奇心と直結する事例で授業改善の視点を示していただいた。これを基に各校の研究を推進して欲しい。

東京都・国分寺市教育委員会

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