教員研修

理科教育研修講座 テーマ『子どもの好奇心をかりたてろ!』

兵庫県・尼崎市立教育総合センター

概要

全研修を通した趣旨

理科に関する専門性を深めるとともに、児童生徒の主体的な学習を促す指導内容と方法について研修し、指導力の向上を図る。

対象

市立小学校教員44名、中学校教員3名、擁護学校の教員1名=計48名 

期間

平成19年8月10日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
115分
実習
48名
「熱気球を作ろう」
 講師:遠藤 純夫
(宇宙教育推進室 参事)
※身近な材料(ポリ袋)を利用した熱気球の製作と打上げ。
実習
「紋切り遊びに学ぶ自然の中の形」
 講師:遠藤 純夫
(宇宙教育推進室 参事)
※江戸時代に流行した紋切り遊びを行うとともに、鏡を用いて自然界に見られる「繰り返しの形」(光の学習の延長)を見出します。
                 支援:浅野 眞

兵庫県・尼崎市立教育総合センター

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
8月10日
合計時間
115分
参加数
48名

<今回の研修の指導目標>
理科に関する専門性を深めるとともに、児童生徒の主体的な学習を促す指導内容と方法について研修し、指導力の向上を図る。

時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(30分)
*講話

・宇宙航空研究開発機構(JAXA)の紹介

・宇宙教育センターの取り組み

・学校現場で行う教育支援活動

・ホームページ等の案内   など
・受講者は、JAXAの組織について初めて知ったというのが大勢を占めていたようである。宇宙ステーション等の説明ではあまり理解できなかったが、宇宙についての様々な紹介では、教材に生かそうとメモ書きをする姿が見られた。
《受講者の感想より》

・普段の授業では、教科書に扱われている内容に時間をとられ、なかなかゆとりがないが、今回のような身の回りの写真や教材を使ってできたらと思いました。

・宇宙というものが身近に感じました。

・具体的な教材例をたくさん示されたのでわかりやすかったです。
実技
(35分)
*演習1
・「「紋切り」雪の結晶を切り絵にしよう。」
宇宙からの贈り物としてとらえ、様々な紋を紹介した。その後、提示した型紙を使って、各自作りたい紋を作成した。
・雪の結晶にも様々なとらえ方があることに感心していた。作業では、各自様々な形に挑戦し黙々と作品づくりに励んだ。
できた形に改めて感心するとともに、小学校低学年でもやってみたいなあという声が聞かれた。
《受講者の感想より》

・ぜひクラスでもやってみたいなと思いました。

・クリスマスの頃に、雪のお話と紋切りづくりをしてみたいと思いました。

・いろいろな学習の導入教材として活用したいと思いました。

・今回のような研修が現場の教師、特に若い人たちにとって、教材研究になり授業に役立てることができると思います。
演習
(50分)
*演習2
・「熱気球を飛ばそう」
 様々な絵の組み合わせから連想するものを考える。そして、その言葉のキーワードが宇宙へとつながっていく。空にイメージが広がったところで熱気球の話へと進んでいった。
 熱気球づくりの手順
 (1)グループをつくる。
 (2)ポリ袋を6枚つないで気球をつくる
 (3)できあがった作品を飛ばす。
・様々な絵の組み合わせから何かを連想する場面では、受講者も児童生徒の一人となって目を輝かせていた。熱気球をつくって飛ばそうという内容は聞いていなかったので、驚きと同時に期待感で胸をふくらませたようである。
 グループ活動も手際が良く一人ひとりが役割を持っていた。完成した作品が飛んだときは、感動の拍手が起こった。
《受講者の感想より》

・共同作業の大切さも教えていただき有意義な研修がで
きました。

・実際に、授業でできるようにしたいなあと思いました。資料があればほしいです。

・とても興味深い内容で好奇心がかきたてられる楽しい研修でした。いろいろな分野のこのような研修があれば、授業に生かせるのになと思いました。

兵庫県・尼崎市立教育総合センター

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