教員研修

理科教育研修講座テーマ『発展的な学習で使える実験・観察1』

奈良県・奈良市教育委員会

概要

全研修を通した趣旨

JAXA宇宙教育センターが行っている宇宙教育プログラムについて知るとともに、小中学校の理科の授業に活かすことができる実験や教材について実技や講義をとおして学び、理科授業の改善に役立てます。

対象

奈良市内の小中学校の先生方 24名

期間

平成19年8月22日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
150分
24名
○「光」をテーマにした実験・教材の紹介
「身近な光についての教材化」
講義
1.JAXA宇宙教育センターについて
演習
2.鏡の世界
・2つ折りにしたポリカーボネート製の鏡を使って2角鏡のなす角度とそこにできる像の関係を探る
演習
3.紋切り遊びに学ぶ自然の中の形
 (1)雪の結晶、花や果物の中の繰り返しの形
 (2)紋切りあそびの実習
演習
4.虹と光の3原色(光の合成と分解)
 (1)水槽と光源を使った虹の投影実験
 (2)スライドプロジェクターを使った光の3原色の実験
 講師:遠藤 純夫
(JAXA宇宙教育センター 参事)
講義
5.JAXA導入教材の紹介
 講師:岸 詔子
(JAXA宇宙教育センター 主査)
支援:岸 詔子

奈良県・奈良市教育委員会

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
8月22日
合計時間
150分
参加数
24名

<今回の研修の指導目標>
JAXA宇宙教育センターが行っている宇宙教育プログラムについて知るとともに、小中学校の理科の授業に活かすことができる実験や教材について実技や講義をとおして学び、理科授業の改善に役立てます。

時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(30分)
1.JAXA宇宙教育センターについて

JAXA宇宙教育センターの目的についてのプレゼンテーション(講義)

プレゼンテーションの内容が連想クイズ仕立てになっており、受講者がそれに答えながら目的について理解できるような内容であった。
連想クイズに答えたりしながら興味を持って受講できた。
よいアイスブレーキングになったと考える。
講義・演習
(60分)
2.鏡の世界

 紋切り遊びへの導入として、鏡とその像についての基礎的な原理を学び、2枚の鏡によって鏡の中につくられる像を観察し、2枚の鏡のなす角度と鏡の中につくられる像の数について考察した。


3.紋切り遊びに学ぶ自然の中の形

(1)雪の結晶也自然物の中の繰り返しの形

 雪の結晶の研究の歴史や自然の事物に中にある対象な図形などについての講義

(2)紋切りあそびの実習

 江戸時代の人々の豊かな遊びの世界「紋切り遊び」の実習
2.鏡の世界

 ポリカーボネイト製の鏡をはじめて見た受講者もあり、メモを取りながら興味深く研修を進められた。


3.紋切り遊びに学ぶ自然の中の形

 江戸時代の人たちの自然を見る豊かな感性に触れるとともに、紋切り遊びのおもしろさに触れ、興味深く実習を進められた。
講義・
演習
(60分)
4.虹と光の3原色(光の合成と分解)

(1)水槽と光源を使った虹の投影実験

 準備を兼ねた休憩のあと水槽と自作光源を使った虹の投影実験を行い、白色光を分解することについて実験を行った。
 そのあと、ホットボンドとLEDランプを使って釉薬が赤いことの原理について実験を行った。


(2)スライドプロジェクターを使った光の3原色の実験

 光の3原色により、白色光をつくり、光の成分と影の色について演示実験を行った。
 その後、月から見た地球の写真を見て、導入教材の活用についての講義があった。

     
5.JAXA 導入教材の紹介
  
4.虹と光の3原色

 大変興味深い実験で学校でもやってみたいとの感想があった。

     
5.JAXA 導入教材の紹介
 
 宇宙開発を切り口にした実践を見て、ためになったとの感想があった。
「実演もありとてもよかったです。」

「いろいろな実験やクラフトができて、時間が短く感じました。」

「実際に実験等を取入れてくださったので、わかりやすくてよかったです。」

「難しい内容の学習でも、興味を持たせる導入は、いろいろあると改めて思った。」

「理科に興味があったので、おもしろく参加できました。」などの感想があった。

奈良県・奈良市教育委員会

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