教員研修

大垣市教職員 夏期研修講座「宇宙教育活用」テーマ『これからの理科教育と宇宙教育~求められる科学リテラシーの育成~』

岐阜県・大垣市教育委員会

概要

全研修を通した趣旨

「最新の宇宙情報」や「宇宙教育活用についての指導事例」などを聞いたり、実際に実験をしたりすることを通して、小中学校での授業に宇宙教育を活用しようとすることができる。

対象

大垣市内の幼稚園・幼保園・小学校・中学校の教職員 17名

期間

平成23年8月10日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
150分
講義・実験
17名
1.宇宙教育とは
2.宇宙教育の指導事例の実際 「月と地球」
3.実験「太陽エネルギーを集めよう」
4.これからの理科教育
講師:宇宙教育センター長 中村 日出夫 氏
   主査        伊藤 和哉  氏

岐阜県・大垣市教育委員会

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
8月10日
合計時間
150分
参加数
17名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(60分)
1.宇宙教育とは
・宇宙教育を活用した指導事例の紹介

2.宇宙教育の指導事例の実際 「月と地球」
・「月」と「地球」のそれぞれの大きさや距離を、模型を使って体感
(☆感想)(・受講者のようす)

☆私は学生の時から宇宙があまりにも大きいため苦手な分野だったのですが、模型を使うことで大変分かりやすくなることや、宇宙では、今どんなことがなされているのか、などとても楽しく聞かせていただきました。
・水の色が装置を通したら一瞬で変わることに驚いた。驚きを導入に取り入れることは大変効果的であった。
・前もって自分の考えをもった後、模型を使って「月」と「地球」の大きさや距離を体感したことで、驚きがあり、印象に残った。
演習
(50分)
3.実験「凹面鏡を作って
 太陽エネルギーを集めよう」

・凹面鏡の作成
・太陽エネルギーを集める実験
・空き缶を磨いたり厚紙を付けたりして、凹面鏡の装置を作る活動にとても楽しく取り組んでいた。

・太陽エネルギーを集めるために、マッチの軸の色を工夫したり、装置の角度などを工夫したりして、じっくり取り組んでいた。


☆何とかマッチに火を点けようといろいろ工夫し、集中して取り組んだことで、火がついたときは、とても嬉しかった。こういう実験によって、実際に太陽エネルギーを目に見える形でとらえることができ、児童生徒に分かりやすいと思った。ぜひ、学校のクラブの時間にやってみたい。
・実験装置を実際に自分で作ることで、より意欲が高まった。

・装置を自分なりに工夫することで点火しやすくなることに気づき、あれこれ試しながら実験を進めることができた。

・点火できた人に相談したり、お互いに協力し合ったりする姿が自然に見られた。
講義
(10分)
4.これからの理科教育
・日常生活と理科教育
☆何でも知ろう、なぜ?という疑問が科学の芽生えにつながるということに感銘しました。また、中学生の年輪の事例に大変興味をもちました。
・日常生活の中に起こっていることが理科教育につながる、ということを、実際に映像で分かりやすく示していただいた。また、中学生の気づきなどの事例を紹介していただき、それが、感動的なまとめにつながった。

授業の感想・メモ

参加者アンケートより

  • どの内容もすごく興味がわきました。授業でこのように展開できたら子どもたちも楽しいだろうなと感じました。真似できるところから取り入れていきたいと思います。たくさんの教材があり、参考になりました。
  • 宇宙教育は、理科教育全てにつながるだけでなく、私たちの生活全てにつながるものであるということが分かりました。
  • 画像や実際の教材を使った講義で、大変分かりやすかったです。
  • 事例をいろいろ紹介していただいたが、授業の中に教えていただいた実験などを取り入れる時間がないことがもどかしい。

岐阜県・大垣市教育委員会

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