教員研修

弘前地区中学校教育研究会理科部会研修会テーマ『身近な不思議に気付く観察の視点』

青森県・弘前市教育委員会

概要

全研修を通した趣旨

1.自然の事象や物事を宇宙教育の視点でとらえる
2.身近な事象を視点を変えて見ることにより本質をとらえる      

対象

青森県弘前地区ツウ学校教育研究会理科部会教員 32名

期間

平成24年8月1日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
150分
講義・実習
32名
・講義と実習
1.宇宙教育の意義
2.日食や月食を奥行きのある視点でとらえる
3.果実の作りを進化の視点でとらえる
講師:遠藤 純夫(JAXA 宇宙教育センター) 
・説明
宇宙教育センターの事業について
 石川由紀(JAXA 宇宙教育センター) 

青森県・弘前市教育委員会

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
8月1日
合計時間
150分
参加数
32名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(30分)
1.宇宙教育の意義 
2.日食、月食を奥行きのある視点でとらえる。
・宇宙教育とは、単にロケットや星のことばかりでなく、身の回りすべてのことに関わっているということがわかった。
・日食を単なる黒い円と見るのではなく、その前にある新月の存在を意識させる見方や一緒に写っている雲の映像から奥行きのある見方をすることが新鮮だった。
・パワーポイント使用
・平面でとらえがちな日食や月食を立体感を持って見るとまた感慨が深い。 
講義、実習
(120分)
3.果実のつくりを進化の視点で観察する。
心皮、花托について。 
・サヤエンドウ、プラム、サクランボ、梅干し、キュウリ、スイカ、バナナ、イチゴ、リンゴ
・実際に果物や野菜の果実を使って実習したので、興味を持って進んで参加するとともに講義への理解が深まった。
・花は葉から変化したものであること、子房は葉が丸くなることで変化したもので、そのつながった部分を縫合線と呼ぶことなど初めて知った。 
・ふだん見慣れている果物や野菜も視点を変えることによって、興味深く感動する教材になる。 
・パワーポイント使用
・授業でふれることのない内容だったが、果実のつくりを理解する上では、今日のように進化における過程を知っておいた方がわかりやすく、他の様々な果実の作りを観察するときの手がかりにできる。
説明
(10分)
4.宇宙教育センターの事業の紹介と協力のお願い
・スペースガイドは、日本の宇宙飛行士の活躍や探査機、科学衛星の活動内容、世界の探査機、観測衛星の様子がよくわかった。
・宇宙の学校の学習シートも講義の参考になった。
・配布物  
受講アンケート、宇宙を教育に利用するためのワークショップ発表者募集案内、宇宙の学校家庭学習シート「エンドウの花の作り」「ナスにあってキュウリにないもの」「りんごを調べよう」、スペースガイド

授業の感想・メモ

  • 今回は、身近な事象を視点を変えて観察し考察することの大切さについて講義していただいた。多様な視点で物事を見ることで、それらが持つ本質や魅力をより明らかにすることができる。また、地球上の多様な生物を、「進化」という視点で捉えていくことが、その連続性や共存性を理解する上でとても有効であることを再認識した。
  • 果実の作りを観察するための果物を準備したが、季節的に手に入らないものや新鮮でないものもあった。サクランボ、絹さや。

青森県・弘前市教育委員会

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