教員研修

八王子市 パワーアップ研修(八王子市立横山第一小学校)テーマ『1)子どもたちの興味・関心を高める理科授業のアイデア 2)宇宙教育から学ぶ理科の授業』

東京都・八王子市教育委員会

概要

全研修を通した趣旨

八王子市立小・中学校教員の授業力の向上と、指導の専門性、指導技術を高め、日々の職務に生かす。

対象

八王子市立小・中学校教員 1)56名 2)53名

期間

平成26年8月25日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
200分
講義・実技
56名
1)講師による講義「これからの宇宙教育と理科教育」、「月食に関する話」
2)演習「発泡球キットを使った天体の授業」
3)実験「スチロール凧を作って飛ばそう」
4)まとめ
5)アンケート記入
2
200分
講義・実技
53名
1)講師による講義「宇宙飛行士の映像から学ぶ無重力」
2)実験(1)「熱気球を作ろう」
3)実験(2)「ストローロケットを作って飛ばそう」
4)まとめ
5)アンケート記入

東京都・八王子市教育委員会

第1回目/全2回『研修会記録シート』

実施日
8月25日
合計時間
200分
参加数
56名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(30分)
○これからの宇宙教育と理科教育

宇宙教育は、特別な教育ではなく身近な現象と関わりがあり、理科だけでなくいろいろな教科と関連がある。
・宇宙教育と他の教科の関連が理解できた。
・宇宙教育が、いろいろな場面で応用できることが分かった。
演習
(45分)
○発泡球キットを使った天体の授業のアイデア

大きさの違ういくつかの発泡スチロールの球を使って、太陽と月の位置関係や、月と地球の関係などを考えた。また、太陽と月の動き方から月食の仕組みを理解した。
・これまで、月や太陽の動き方を教えるのが難しかったが、こうした身近な物を使って分かりやすく説明することができるということが分かった。
・月食の仕組みや、月の欠ける様子がよく分かった。
発泡球でなくても、バスケットボールとテニスボールなど、学校にある身近な物でも代用できるの。
実技
(45分)
○スチロール凧を作って飛ばそう

空気の抵抗を利用した凧の作成
・簡単に作ることができ、楽しい実験だった。見えない空気の存在を教えることができると思った。

授業の感想・メモ

  • 子どもたちが興味を持ち、楽しく学習できる内容だと思った。
  • 科学的思考を身に付けさせる授業ができるよう、今回の実験のアイデアを元に、自校の児童に合わせた教材研究を深めていくことが大切だと感じた。

東京都・八王子市教育委員会

第2回目/全2回『研修会記録シート』

実施日
8月25日
合計時間
200分
参加数
53名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(30分)
「宇宙飛行士の映像から学ぶ無重力」


宇宙飛行士が、無重力状態で、いろいろな実験を行っている様子を視聴し、無重力と重力の状態の違いについて理解する
・宇宙食に興味を持った。
・重力の存在を実感することができた。
・宇宙から見た地球の美しさに感動した。
実験
(45分)
「熱気球を作ろう」


ビニール袋を使って熱気球作りを行った。温められた空気が上昇する様子を実験によって体験した。
・簡単な装置で、温められた空気の実験を行うことができ、授業に生かせると思った。
・おもりを付けることで、まっすぐ上昇するなど、実験のアイデアをいただいた。
1つのグループに、鉄製スタンドが4つ必要なため、当日、近隣の学校から借りたが、多くのグループで実験させるためには、工夫が必要である。
実験
(45分)
「ストローロケットを作って飛ばそう」

ストローをつなげて、遠くまで飛ばす方法をグループで話し合った。遠くまで飛ばせるためには、長い方がよいか、短い方がよいのかを、実際作って飛ばすことで確かめ、その理由を考えた。
・押し縮められた空気の力を実感でき、楽しみながら実験することができた。
・身近なもので簡単に作ることができ、また創意工夫で飛び方も変わるということで、子供たちに興味を持たせることができると思った。
当日は、ランチャーを4台用意していただいたが、学校で実験を行うための代替品の紹介があるとよかった。

授業の感想・メモ

  • 宇宙教育というのは、何か特別な学習のように思っていたが、小学校で行っている理科の学習と大変関連があるのだということを知ることができた。
  • 月食の観察に使える教材や、他にもたくさんの資料の提供があり、大変好評だった。
ストローロケットを作る様子
ストローロケットを作る様子

東京都・八王子市教育委員会

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