教員研修

指導力向上研修 理科6テーマ『手作り模型を使った天体の授業展開』

兵庫県・神戸市教育委員会

概要

全研修を通した趣旨

小学校では「月や太陽」について、中学校では小学校の学習内容を踏まえて、「地球や惑星、恒星など宇宙全般」について授業等で指導を行う。その際に用いる有効な教材(開発教材)を実体験したり、作成したりするなどのアクティビティな研修を行い、実際の授業等での指導に役立てる。

対象

小・中・特別支援・義務教育学校教員 32名

期間

平成28年11月25日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
105分
講義
32名
宇宙教育について 学習への応用
実技
地球儀・月球儀をつくろう
演習
手作り模型の活用方法について
講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)

『研修会記録シート』

実施日
11月25日
合計時間
105分
参加数
32名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(60分)
・JAXAについて
・宇宙教育の紹介
・JAXA授業連携の紹介
・教材紹介
・宇宙を題材として直接活用するだけでなく、「子供の心に火を付けることが大切」という発想は目からうろこでした。
・「宇宙を教えるのではなく宇宙で教える」という考え方のもと、理科だけではなく他の教科でも宇宙を題材として活用していきたい。
・天体に対して自分自身が苦手意識を持っていたが、さまざまな教材を知り、楽しく学ぶことができたので、是非実践したい。
・宇宙を題材にして道徳の授業が面白いと感じた。特に、カール・セーガンの動画は使いたい。
多様な授業展開、教材を紹介していただき、大変参考になった。
実技
(30分)
・地球儀、月球儀の作成
・「Dagik Earth」は授業で使える素材がたくさんあり、授業を工夫するためのヒントになった。
・面白いアイデアで、しっかりと授業準備をしてこの教材を活かすために授業展開を考えていきたい。
演習
(15分)
・手作り模型の活用方法について
・ひとつの教材に対して、それぞれの捉え方やアイデアがあり、気づかされることが多かった。
・児童生徒の手元に模型があることで、より理解が深まったり、多様な発想が得られたりする。
グループ毎に発表する時間が確保できればよかった。

授業の感想・メモ

  • 今回は、宇宙を題材に多様な授業づくりに役立つよう、アクティビティも取り入れた形式で研修を実施していただき、参加した教員も大きな刺激を受けていた。特に、どの教科においても授業展開が考えられることや、教材の活用の仕方についても、画一的ではなくさまざまな発想や気づきが大切なことを学ぶことができた。「宇宙で教える」ことに感銘を受け、今後の授業に活かしていきたいと考えている教員が多く、有意義な研修ができた。
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