教員研修
理科教育研修講座テーマ『宇宙を題材にした教材を使った授業づくり』
兵庫県・尼崎市教育委員会
概要
研修の趣旨
宇宙を題材にした教材や授業に生かせるコミュニケーション力について学ぶ。
対象
小・中学校職員 51名
実施日
2018年7月24日
研修内容詳細
時間配分 | 研修内容 | 受講者の様子・感想 |
---|---|---|
講義 (60分) |
「宇宙を題材にした授業づくり」 ・JAXAについて ・宇宙教育の紹介 ・JAXA授業連携の紹介 |
これからの宇宙ビジネスを考える場面では,それぞれの受講者がいろんな意見を出し合っていた。宇宙飛行士になるためには身長制限があることや宇宙服の値段など,専門的な細かい情報を教えてもらえると,楽しそうに反応していた。教材集などにも興味を持って見ている受講者が多かった。 |
実習 (30分) |
コミュニケーション力をきたえよう | どの受講者も,パズルを使ったコミュニケーションゲームに,熱中して取り組んでいた。たまたま席が近く,初対面同士の受講者のグループもコミュニケーションを密に取れていた。外国語を使って行うという発想の転換はおもしろく,「小学校でやってもおもしろいかも」という声が上がっていた。 |
実習 (30分) |
手作り地球儀をつくろう | まずダジックアースの説明を受けてから,手作り地球儀の作成に移った。スティックのりで紙を貼る際に,がちゃがちゃのカプセルになかなかくっつかずに,苦戦している受講者も多かった。 |
講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)
研修の感想・留意点等
- 宇宙教育は「宇宙を教える」のではなく,「宇宙で教える」ことだということがよくわかった。
一方で,今回は「理科教育研修講座」という名目で講座を開設していたため,宇宙やJAXAに関するコンテンツを教わるつもりの受講者も多かったかもしれない。
ただ,受講者のアンケートを見る限りでは,今後の学習指導要領なども踏まえた「宇宙教育」の可能性について肯定的な意見が多かった。