教員研修
角田市宇宙教育研修会テーマ『角田市教育振興基本計画の重点的取組の一つである宇宙教育の理解の推進』
宮城県・角田市教育委員会
概要
研修の趣旨
- 角田宇宙センターの施設見学を行い,角田市とJAXAのつながりについて理解する。
- 宇宙教育に関して理解を深めるとともに,宇宙を活用した授業づくりのアィディアを共有する。
対象
小中学校教員 26名
実施日
2018年7月26日
研修内容詳細
時間配分 | 研修内容 | 受講者の様子・感想 |
---|---|---|
講義 (100分) |
・宇宙教育理念説明&講義 ・角田宇宙センター概要説明 |
・初めて宇宙教育に触れる先生方が多い中,分かりやすく教えていただき,角田宇宙センターで行われている事業内容や役割についても理解することができた。 ・「宇宙を学ぶ」ではなく「宇宙で学ぶ」ことが,教育の出発点であることを学ぶことができた。 ・コミュニケーション力を鍛えるパズルを使用することで,相手に正確に伝えることは決して当たり前ではなく,人に伝えることは難しいからこそ,相手の立場に立つことの大切さを教えていきたいと思った。 |
見学 (85分) |
・宇宙開発展示室見学 ・ロケットエンジン開発設備バスツアー ・高温衝撃風洞設備見学 ・ラムジェットエンジン試験設備見学 |
・ロケットの研究や開発がどのようにして行われているかを目にすることができてよかった。 ・理論や設備内容についてはほとんど理解できなかったが,現場では多くの人々が関わっていることや,一人一人の地味で地道な努力があるからこその成果と学ぶことができた。 |
実習 (110分) |
・宇宙教育研修 「宇宙を題材にした授業作り」 ・総評,意見交換 |
・宇宙に関することをどう授業に取り入れていけばよいかが分かった。 ・小グループによる活動を行ったことで,各自が主体的に考え,参加することができた。 演習形式にすることで,自分が教室で授業することを想起しながら活動できた。 ・最後にグループごとに発表をしたことで,同じテーマでも広がり方は多様であることを実感した。 |
講師:谷口 大祐(JAXA宇宙教育センター)
研修の感想・留意点等
- 資料や教材に目を通すと,全国的に実践が盛んに進められていることが分かった。当初,耳慣れなかった宇宙教育であるが,決して特別な学習ではなく,題材が違うだけであることを学んだ。
また,児童が興味・好奇心を持ちやすい内容であること,どの教科ででも学習できることが分かった。校内の全体計画を日常的に使用しやすいものとし,学習例を提案することで,より親しみある教育へと発展することができるだろうと考えた。