教員向け研修

教育課題研修「JAXA 宇宙教育」テーマ『宇宙教育と学校教育』

神奈川県・横浜市教育委員会

概要

研修の趣旨

今日的な教育課題をとらえ、専門職としての資質・能力の向上を図る。 宇宙教育について学び、授業力の向上につなげる。

対象

横浜市教職員 43名

実施日

2021年8月27日

研修内容詳細

時間配分 研修内容 受講者の様子・感想
講義
(40分)
宇宙教育と学校教育
  • JAXAについて
  • 宇宙教育という考え方について
  • 宇宙教育というと、特別な講義内容と推測していたが、実際は教育現場と同じ資質・能力が必要であると知った。
  • 授業の中で「宇宙」に触れる機会は理科くらいだと思っていましたが、「宇宙」を様々な授業に生かすことができるとわかりました。これからの社会ではどのような人材が求められるかを考え、資質・能力の育成を意識して教育活動を行っていくことが大切だということを改めて感じました。
  • 宇宙という天文分野だけでなく、工学分野やコミュニケーション力を育てるなど、多様な面をもつ宇宙教育の面白さを知ることができました。
ワーク
(40分)
ワークショップ
「コミュニケーション力を鍛える」
  • 普段使っている言葉を見直すことが相手を理解すること、相手が理解してくれることにつながることに気づかされた。
  • どのような言葉を用いて伝えれば、相手に内容が伝わるのか、その場ですぐに判断して実施しなければいけない難しさを感じました。
  • 今回自分が体験したパズル体験などを用いて子供達同士のチームワークにつながるようにしたいです。
  • 今回初めてコミュニケーションスキルのワークを体験しましたが、楽しさの中に相手理解や多角的なものの見方・考え方を育む要素が入っているなと感じました。
講義
(40分)
宇宙を題材とした授業実践例
  • JAXA授業連携の紹介
  • 宇宙という我々にとって非日常的な未知な領域だからこそ、誰もがひきつけられる材になると思った。学習の主体的な学びに繋げる材として、非常に効果的になってくると思った。
  • 今回の講義の中で私が今年度担当している家庭科の授業実践がありました。後期に学習を行う予定なので、一つのアイデアとして自分の中で持っていたいと思います。
  • 「宇宙で教育する」のように、児童の実態や学年、学校の実態。また、地域などの環境を考え児童にとってどの教材が資質能力の向上につながるのかを第一に教材選びをしていきたい。ぜひ、JAXAの教材も使っていきたい。

講師:野村 健太(JAXA宇宙教育センター)

研修の感想・留意点等

  • オンラインでの研修であったが、終始受講者を引き付けながら講義を進めていただき、非常に充実した研修であった。
  • 宇宙教育を学校教育と結びつけて講義していただいたことで、受講者自身の授業改善や児童生徒との関わりについて考えるきっかけを与えていただいた。
  • ワークショップを取り入れたり、研修途中にアンケートをとったりするなど、受講者が主体的に学べるよう工夫していただいた。
  • 多くの実践例の紹介をしていただき、今後の教育活動へとつながるものとなっていた。
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