教員研修

小学校理科(応用I)研修講座テーマ『「宇宙」を素材とした教材・教具について-観察・実験を生かした理科授業の工夫-』

福井県・福井県教育研究所

概要

全研修を通した趣旨

学習の意欲を高める導入教材と宇宙の素材について講義を聴き、教材・教具の製作をし、授業へ活用できるようにする。

対象

県内小学校の教員 18名

期間

平成19年6月27日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
180分
講義
18名
「学習の意欲を高める導入教材」
実習
(1)自然の中の「かたち」 
 ・光と鏡の不思議
 ・紋切り遊び
(2)熱気球の製作
 講師:遠藤 純夫
 (JAXA宇宙教育センター 参事)
    
参考教材:導入教材ガイドブック 理科編
支援:宮原 有香

福井県・福井県教育研究所

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
6月27日
合計時間
180分
参加数
18名

<今回の授業の指導目標>
学習の意欲を高める導入教材と宇宙の素材について講義を聴き、教材・教具の製作をし、授業へ活用できるようにする。

時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(40分)
JAXAの成り立ちとその活動について

教育センターの取り組みの概要

導入教材とその使用例の紹介
(導入教材ガイドブックを元に)
・宇宙に関して最先端の情報や、またそれらをどのような授業で生かせるか、視点を明確にした講義だった。

・宇宙と聞くと難しいイメージがあったが、興味深い内容をたくさん教えていただけた。

・導入部分で、理科だけでなく、いろいろな教科からアプローチしていると思った。

・写真を使った導入などは実際に使ってみたい。
・宇宙と言っても、理科だけでなく、様々な教科とつながる事がよく分かりました。立体視のできる写真集なども登場し、受講者からは驚きの声が上がりました。
演習
(70分)
光と鏡のふしぎ
 
 合わせ鏡の角度と像の数
 スライドガラスでつくる万華鏡

紋切り遊び
・学校現場ですぐ使え、子どもたちが楽しく取り組めそう。

・教員自身が面白いと思えないと、子どもも楽しくないと思いました。

○紋切り遊びでは、本当に童心に返って没頭する参加者が続出しました。手早く作業をして2つ目に取りかかる人、複雑な模様を選んで苦労していた人等、様々でしたが、教室でも取り組んでみたいという声が聞かれました。
・ワークシートを使って合わせ鏡の実験。像の数と2枚の鏡のなす角の関係が、大変よく理解できました。

・スライドガラスの万華鏡は、大変簡単にしかも短時間で製作できるので、授業の中のちょっとした時間に取り入れやすそうです。

・紋切り遊びは教科の枠を超えて、様々な活動に結びつけることができそうです。
実技
(70分)
ポリ袋を使った簡易熱気球

ポリ袋で大きな熱気球の製作

屋外で熱気球を上げる活動
・熱気球は図工でも実践してみたいと思います。みんなで作った大きな袋が空に飛んでいったときの満足度は100%です。

○ポリ袋とアルコールランプを使った簡易熱気球が数十cm上昇下だけで各班大いに盛り上がりました。後半はいよいよ6倍サイズの熱気球を野外で上げることになり、皆でカウントダウン。高く舞い上がった熱気球に歓声が上がりました。                 
・小さい熱気球は、すぐにでも授業で使えそうです。

・熱気球を上げるときには天気や風向きなどのコンディションに左右されやすいので、体育館で上げることも想定していました。

・10メートル以上も上昇し、受講者全員から歓声が上がりました。

福井県・福井県教育研究所

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